ホタテの凍結比較テスト
ホタテ凍結テストの前知識
今回は、空気凍結機と液体凍結機の2種類の急速冷凍機を使ってホタテの冷凍テストを行ってみました。冷凍テストの結果を紹介する前にホタテに関する知識を紹介します。
日本人が好んで多く消費するホタテ。そんなホタテは食用の貝として非常に重要なものです。
海外でも食用として好まれおり、あの有名な画、ヴィーナスの誕生で豊穣の象徴として描かたりしています。
一般的な二枚貝には、目はありませんがホタテには目があります。外套膜という、貝殻の端に並んでいる黒い点が目になります。
画像引用元:http://www.zatugakuou.blog.so-net.ne.jp/
写真の通り数多くの黒点が見受けられると思いますが、これらは全て目です。
なんとホタテの目の数は80個前後。多いものになると100個強にも及ぶそうです。
また、ホタテは甘味があり、柔らかい部類の魚介類のため、寿司や刺身・バター焼き・フライ・鍋など様々な料理に使われています。
成分表は以下の通りです。
成分表
ホタテの生むき身100g当たり
熱量(カロリー) | 100cal |
---|---|
水分 | 74.2g |
タンパク質 | 20.8g |
糖分 | 2.4g |
脂質 | 0.8g |
タウリン | 800mg |
塩分 | 488mg |
リン | 130mg |
鉄 | 1.2mg |
カルシウム | 18mg |
ビタミンB1 | 0.04mg |
ビタミンB2 | 0.1mg |
ビタミンC | 3g |
図の通り、水分は74.2%。魚介類にしては少ないです。
また、タウリンが多く含まれているため、疲労回復に最適で、800mgと非常に多いので成人男性でも一日に一個で十分な量を摂取できます。
凍結テスト結果
空気凍結機と液体凍結機の2種類でホタテの凍結テストを品川の急速冷凍機デモ会場で実施しました。
ホタテは魚介類です。魚介類の凍結に大きな実績がある液体凍結機。
液体凍結する際にパッキングしたもの。
今回の凍結テストには、液体凍結機が最も効果的ではないかと思いながら実験したのですが、結果的に一番効果的だったのは空気凍結機でした。
↑空気凍結機で急速冷凍したもの。
空気凍結機で急速冷凍したホタテには、ドリップが全く出ないだけでなく柔らかさを維持していたので、凍結前の状態に一番近かったです。
また、急速冷凍機専門商社の担当者の方によると、下処理を行うことと解凍条件を変えることが冷凍保存のさらなる改善に繋がるそうです。
魚介類には液体冷凍機が向いているというのが通説ですが、このような例外ケースもよくあります。ぴったりな急速冷凍機を見つけるためにも、導入前に実際の食材を使って凍結テストを行うことをおすすめします。
実際今回私が訪れた品川のデモ会場は、同一条件下で複数の急速冷凍機の冷凍能力を比較することが可能な日本で唯一の施設です。
下記リンクより、品川デモ会場の予約ページへ行けます。
品川デモ会場に関する情報は、下記の記事で紹介しております。
- ・食材凍結テスト体験談の記事はこちら
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